HOUSE A

建築概要

主要用途:一戸建ての住宅

延べ面積:232.92㎡

構造規模:木造 地上2階建て

本計画は施主家族が、犬と共生するための住宅である。ドッグランとなる庭は住空間と国道(464号)の喧騒を中和する中間領域の役目を果たすと共に、建築面積40%以下で計画する事を可能にし、周囲の街並みに対して開放的な計画としている。

そのため、敷地を2m近い高さの目隠塀で囲っても周囲から圧迫感を感じず、街並みに調和する計画としている。

そして、デザイン的にも特徴的な大きく跳ねだした屋根は、意匠性だけでなく、住環境への温熱対策と共に、中間領域の創出と、囲われて住まう事の安心感を体現しており、大屋根の上には太陽光パネルを設置し屋外に蓄電池も備え、庭の天然芝や多くの樹木により、環境への配慮を建築的にも設備的にも実現している。

最後に、設計住宅性能評価にて耐震等級3断熱等級5とし、準耐火構造で計画することで防災等の性能も担保した。