住宅設計の流れについて

以下に弊所の住宅設計の全体的な流れを記載いたします。

一般的な木造住宅であれば、最初の顔合わせからお引き渡しまでで約1年から2年程度です。

今後のスケジュールの参考になさってください。

お施主様が行う事 内容 設計事務所が行う事
アポイントのご連絡をしてください。
ご自宅等にお伺いしますので、色々お話をしましょう。
(1回1~2時間程度、お会いするのは何度でも無料です)
気に入っている住宅や建物の写真やホームページや雑誌など、どんなものでも構いませんのでご提示頂けると幸いです。
基本計画を依頼するかしないかお決めください。
建築設計調書をお送りいたします。
基本計画開始 最初は下記内容を確認します。
敷地測量図をご貸与ください。もし、お手元に無い場合はご手配願います。お心当たり無い場合は業者を紹介いたします。 ・敷地調査(地盤調査の有無や周辺環境を確認)
・法規制等の確認(関係官庁・管轄の役所に伺います)
・インフラの確認(関係官庁・管轄の役所に伺います)
計画規模や構造、敷地によって、地盤調査や測量の種類が変わりますので、ご手配願います。お心当たり無い場合は業者を紹介いたします。
建築設計調書をご家族で記入後ご返送ください。1週間程度でご返送いただけると幸いです。
建築設計調書と敷地測量図を受け取り次第計画案の作成を開始いたします。

ここから1回目のご提案まで約2週間程度を見込んでおいてください。

気兼ねなく、気に入った点やイメージと違う所、他社との違いなどを指摘してください。 1回目の企画案のご提出
2回目の計画案のご提出の際に、模型とCGパースをご希望の場合はこの時点でお申し付けください。
ラフ模型作成費:10万円(税抜)
外観のCGパース作成費10万円(税抜)
模型やCGパースをご依頼頂いた場合は、2週間から3週間を目安に製作期間を頂いております。
お持ち帰りになってご家族でご検討ください。 2回目の企画案のご提出(基本計画は原則2回までです)
ご希望を入れた修正案の提出・説明
企画案が気に入って頂ければ、今後のスケジュールや設計内容、概算工事費(目安となる坪単価)やその他必要な金額を後日ご提示いたします。
基本計画終了
設計契約を結ぶかお決めください。
弊所では、法的に不要な場合でも構造設計者に構造計算を依頼する方針です。そのため、建物の構造強度がどの程度をご希望するかご検討ください。
業務委託契約書と重要事項説明書の草案をお送りいたします。
業務委託契約書と重要事項説明書の内容をご確認頂き、問題なければご連絡ください。
業務委託契約書と重要事項説明書を持参いたしますので、記名捺印をお願いいたします。
収入印紙代を現金でご準備願います。
設計契約
施工会社が決まっていたり、見積もりに参加させたい施工会社がありましたらご連絡願います。 基本設計開始 基本計画内容を元にご希望をお伺いし、1/50~1/100程度の平面図・立面図・断面図と外観パース又はラフ模型を適宜提出いたします。
打ち合わせ毎に議事録を作成いたします。
お持ち帰りになってご家族でご検討ください。 具体的な内容で、各行政機関と協議を進めます。行政指導などで、計画が変更になる場合がございます。
ご使用になりたい建築材料や機器、見に行きたいショールームなどございましたらお早めにご連絡頂けると幸いです。 構造設計者と協議し、お施主様のご希望に沿った内容で構造種別を提案しながら、設計を進めていきます。
提出案についてご希望をお伺いします。
ご希望を入れた修正案の提出・説明いたします。
弊所でお勧めしている建材などもご説明します。
お持ち帰りになってご家族でご検討ください。
2週間に1度の目安で打合せをさせてください。
途中、電話での連絡も可能ですが、お互いの記録のためにも極力電子メールでの連絡をお願いしております。ショールームなどでの打ち合わせも可能です。
基本設計図書一式を提出
基本設計承認書の記名捺印の上ご返送ください。
基本設計終了 基本設計業務費をご請求いたします。
基本設計業務費をお振込みください。
基本設計期間が半年を超えた場合は、追加費用が掛かります。
実施設計開始以降は、徐々に変更できない箇所が増えていきますので、どんなに細かいことでも構いませんので、早めにご希望をまとめてください。 実施設計開始 実施設計では、以下の事を行います。
基本設計案の見直し
家具や収納物の納まりを確認
施工業者への発注方法を「分離発注方式」か「一括請負発注方式」かを決定してください。 構造や設備の再検証及び細部の決定
工事業者に工事を依頼するための詳細図の作成
確認申請前の各条例関係の届出業務
打ち合わせ毎に議事録を作成いたします。
2週に1回程度で打合せを行いご希望をお伺いします。
お持ち帰りになってご家族でご検討ください。
基本設計同様繰り返し行います。
確認申請図書一式を提出
実施設計仮承認
建築確認申請業務に関わる委任状に署名捺印をお願いします。 建築確認申請 実施設計図には確認申請提出に必要な図面も含まれていますので、実施設計を一度仮承認して頂き確認申請手続きを進めます。その際に、確認検査機関の指導等により計画が変更される場合はその都度ご報告いたします。
実施設計図書一式を提出します
実施設計承認書を記名捺印の上ご返送ください。
実施設計終了 実施設計業務費をご請求いたします。
実施設計業務費をお振込みください。
見積り書類の準備を進めます。
見積依頼 施工業者に見積を依頼します。
見積査定業務
工事業者より提出された見積書の内容(単価、数量など)が適正であるかの確認をします。又、業者の適正を確認し、ご報告いたします。
施工業者を決定してください。 工事の契約
一括請負発注方式の場合
工事契約はクライアントと工事業者が直接結びます。
工事金額の支払い方法は、工事業者にご確認ください。
着工
お好きなときに現場にお越しください。 月に3~4回程度現場に足を運び、工事が設計図通りに進められているか確認いたします。
現場に行く際は、弊所か施工会社にご一報ください。現場の進捗や、打ち合わせ内容を現地にて設計者か現場監督がご説明致します。
月に1度施工会社から送られてくる工事報告書で現場の状況や工程の進み具合を説明致しますので、お打ち合わせをお願いします。
工事報告書のご承認を願います。
地鎮祭や上棟式を施工業者の仕切りで行いますので、是非ご家族でご出席ください。 地鎮祭や上棟式に出席いたします。
現場に足を運ばない日は、施工業者からの質疑に答えたり、追加の図面を描いたりしながら現場の進捗に遅れが出ないようにいたします。
確認検査機関による中間検査に立ち会います。
中間検査済証受領後、設計監理費工事中間金をご請求いたします。
中間検査が無い地域の場合は、上棟時に中間金のご請求をいたします。
設計監理費工事中間金をお振込みください。
仕上げ工事に入る頃になると、週に1,2回、現場に足を運ぶこともあります。
建物完成
確認検査機関による完了検査に立ち会います。
完了検査済証受領後、契約時の設計監理費の残額をご請求いたします。
契約時の設計監理費の残額をお振込みください。
施主検査を行いますので、ご出席ください。仕上げ材料の傷は施主検査時に指摘を出さないと今後は補修してもらえない可能性もあるので、念入りなチェックをおねがいします。 施主検査に立ち会います。
施主検査の指摘事項を施工業者に指示いたします。
竣工写真をカメラマンに依頼します。
オープンハウスを行いたいので、ご協力頂けると幸いです。
建物引渡
引き渡しとなります。施工業者から建物の説明を行います。 引き渡しに立ち会いさせて頂きます。
現場に入ってからの工事変更による増額分は、完成時にご精算となります。
完成披露パーティーなどを行っていただけると幸いです。
今後、雑誌やコンペなどに、完成した建物を出展したいので、ご協力頂けると幸いです。

※現在弊所では分離発注方式をお受けできません。順次準備を進めておりますので、準備完了次第ホームページでご連絡させて頂きます。